片桐 タカノリ

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鉄の鋳物とシリコンブロンズの強度検討

今日は開発中のセパレートハンドルの試作前のテスト

いきなりいいわけで申し訳ありませんが、
ブログのタイトルは凄そーですが内容はショボイです。
a0139843_23223611.jpg
今回は鉄の鋳物、初めて扱う素材なので 靱性 対衝撃 溶接棒の種類 開先の範囲 
溶接ビードの範囲 などなどあれこれテストです。
鋳物の材質はSS400相当・今回はダクタイル鋳鉄はあえて避けました。
(鋳造業者様と相談したらダクタイルは溶接性がよくないようです)
実際の商品と同じ品質の鋳造品をわけてもらい、商品と同様の条件に加工します。
a0139843_23225089.jpg
鋳造品の溶接は低温溶接が好ましいとの事なので、
まずはシリコンブロンズで試してみましたよ

そしてこいつでフルスイング!(ちなみにこのハンマーやばいぐらい大きいです)
重さとスイングスピードで瞬間的な耐荷重は計算できるはずですが、
今回はそこまでしておりません。
一般的なハンドルと同様の素材の、パイプ部分が変形する力が加わった時に
溶接部分と鋳造部分が変形しなければ良しとの考え方です。
a0139843_23230456.jpg
全力です
a0139843_23232555.jpg
とりあえず問題ないっぽい
a0139843_23233490.jpg
では今度は溶接ビード削ってフルスイング
a0139843_23234641.jpg
一撃です、当然ですが銅ですからね。ビード自体に強度が無いため、
突き合わせやビードカットは要注意
用途によりますが、溶接範囲を多くとる事が必要ですね。 
鋳造の材料に関してはこの商品の寸法なら余裕の強度です。
転倒や事故の時折れずに曲がる事、これ大事です。

次はフロントフォークのクランプ部
a0139843_23240069.jpg
バイスでシメシメします
a0139843_23240902.jpg
思ったより靱性があるようです、もっと簡単に割れるかと思いました。
スリットを完全に閉じたところから全力でバイスを閉めても余裕です。
ついでに普通の軟鋼用の溶接棒に対する溶接性も確かめておきたいので
a0139843_23241877.jpg
反対側はシリコンブロンズ
a0139843_23242817.jpg
そしてフルスイング
a0139843_23243675.jpg
はい鋳造部分は割れません。溶接棒は軟鋼用の方が良いみたいですね、
ブローホールもなく溶接性も良好です。

こんな感じでテストをしながら、
バイクの部品としての性能 ルックス コスト 重量を踏まえて、
最も頑丈で確実な作業がしやすい設計に再度データを作り直します。
a0139843_23244475.jpg
蛇足ですが、素材と形が決まったら最も気にするのは断面、
フリーハンドで取り付けブラケットなどを製作する際も
常に断面の形を意識して製作します。
一見頑丈そうなものでも、断面にすると実は薄肉の部分があったりするからです。

まだまだ原始的で十分とはいえない強度検討ですが、今できる事を全力で
そして少しずつ進化させていきます。

今日もお疲れさまでした。


Katagiri / MOTOR ROCK by motorrock | 2016-11-07 23:32 | Parts